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織物テーマ客室

地域の織物文化を継承する客室

  • 新潟県は日本でも有数の伝統織物の産地です。
    当館は文化を継承する宿として、4階の3室にそれぞれ地元魚沼の
    伝統織物をテーマとした特別な客室がございます。

403号室 おぢや

  • 雪国越後の千年を超える麻布織りの歴史と伝統の中で、江戸時代初期の一六七〇年頃、細い緯糸に強い撚りをかけることで布面に細かいシボを持った小千谷縮が生まれました。
    現在も当時のままに一反一反を手で湯もみしてシボ出しを行っています。天然繊維の麻だけが持つ爽やかな肌ざわりと縮布独特の生地は、さらさらとしたシャリ感と清涼感があり、軽く通気性にも富み、心地良い夏の最高の御召し物です。

404号室 とおかまち

  • 伝統的な越後縮(麻織物)の技法を受け継ぎ、19世紀中頃に絹織物に応用して誕生しました。縦絣と横絣を自在に駆使して表現する繊細な絣模様が、絹の光沢と結びついて落ち着いた風合いを出します。先染織物の代表作品として愛されています。十日町明石ちぢみで大変な人気を得た十日町産地は、「マジョリカお召し」や「PTAルック」の愛称で親しまれた黒羽織を、さらにその後には後染め製品を開発し、友禅染め商品を拡大していきました。現在では、振袖、訪問着等の後染め商品と、伝統的工芸品等の先染め商品の両方を生産する全国有数の総合産地に成長しました。

405号室 しおざわ

  • 本塩沢は、越後上布・塩沢紬・夏塩沢と共に塩沢産地の代表的な伝統織物です。起源は350年前の寛文年間)に堀次郎将俊により、強撚糸を用いたシボのある強撚織物が考案され、近郷の婦女子に伝えたと言われています。
    生糸を使用し、よこ糸に強い撚りを掛け、織り上り後に湯もみによって撚りが戻る力を利用して「シボ」と呼ばれる地風が特徴の絹織物であり、そのサラリとした肌ざわりと、十字絣と亀甲絣により構成された柄が上品さと優雅さを生み出しています。

305〜310号室 和ツイン(織物装飾)